ほんのわずかな失敗で下落していく株

株取引の自分ルールを作ろう

株取引で成功するためには、投資戦略とは別に株市場で行動を取るうえでの自分ルールが必要になります。株取引におけるルールとは、「いかなる時でも守らなければならない規律」のことです。株相場や自身が保有する銘柄がどのような状況に陥っても、自分が取る行動は必ずルールに則ったものでなければならないのです。非常時だからと行ってルールを破ることを許容してしまっては、ルールを作る意味がありません。継続して利益を上げるためには、ルールに沿った一貫した行動が必要なのです。
最初に作るべきルールは、他人の意見に惑わさないというルールです。株の世界では、テレビや新聞だけでなくインターネット上でも様々な人が多様な見解を述べています。しかし、そういった他人の意見に惑わされてしまっては、一貫して行動が取れません。いかなる状況でも、自分の考えで動くことを心に決めておきましょう。
続いて、株取引を続けるために必要なルールを作ります。そのルールとは、損切りを確実に行うことです。自分が保有している銘柄の値が下がってくると大きな不安を感じ、精神的にも疲労します。損失を確定させたくないためにずるずるとその銘柄を持ち続けてしまう人がいますが、結果的に損失を大きくするだけです。投資資金が減ると新たな投資が行えなくなるため、投資戦略において決めた損切りラインに達したら確実に損切りをすることをルールとして定めておくのです。傷を負っても、傷が浅ければすぐに取り返せるのが株取引です。
株取引は、自分ルールを作らなければ取引を実行するべきではありません。また、自分ルールは作るだけでなく守らなければ意味が無いので、確実にルールに従うことを身体に染みこませておきましょう。

株を買ったら売るタイミングをすぐに考える

株トレードにおいては、どのタイミングで買い注文を出すかという仕掛けが重視されています。株関係の書籍や雑誌でも、仕掛けの手法について多くのページを割いて解説しています。しかし、買うタイミングである仕掛けと同じくらいに大切なのが売るタイミング、つまり手仕舞いです。いくら良いタイミングで株を買えたとしても、売るタイミングを間違えてしまっては利益を生み出すことは出来ません。
売るタイミングについては様々な考え方があります。最も理想的なのは、テクニカル指標が反対方向の仕掛けのシグナルを発したら売るという方法です。値動きがちょうど反対方向に進むタイミングで売れるため、大きな利益を確保できます。しかし、相場は単純な上下動を繰り返すわけではないため、少し下げてまた上げるという動きには対応できなくなります。
相場の速度と売買高が下がってきたら売るタイミングという考えもあります。相場の速度が落ちるとは、値動きが緩慢になってきてこれ以上の伸びが期待できない水準でもあります。売買高も減っているため時間が経つにつれて売ることが難しくなり、高値で売り抜けられる最後のタイミングでもあります。
事前に目標利益額を設定しておき、その額に達したら売るというのも良いタイミングです。目標利益の設定が現実的なものであれば、ほぼ確実に利益を確保できます。予想以上に株価が上昇していった場合は取れるはずの利益を取れなかったという歯がゆい気持ちを持つことになりますが、大事なことは利益を確保することなので問題ありません。
株トレードは、買っただけでは利益が出ません。売ることで利益を確定できるので、買った時点で売るタイミングを考えておくことが大切なのです。

株で流行のテーマにはすぐ飛びつかないこと

株投資をしていると、時折まるで注目を集めていなかった銘柄が急激に動き出すことがあります。これは、テレビなどのマスコミで企業が紹介されたり、その企業が扱う商品の原材料に新たな働きが発見されたりしたことによって注目度が一気に高まり、活況になるのです。こういった銘柄に投資すれば簡単に利益を出せそうな雰囲気がありますが、流行のテーマにすぐ飛びつくことは避けた方が無難です。
その理由は、流行はあくまで流行であり、一過性の動きに過ぎないためです。そのときは売買高が増えていても、すぐに落ち着きを取り戻し値動きがなくなるのです。そのときにまだ銘柄を保有していると、売り時を逃して損失を抱え込んでしまうことになります。また、こういった流行のテーマには必ず発信源があります。その発信源は世間にその情報が広まる前に知っているので、安値で仕込むことが可能になります。流行になってから後追いで銘柄を買っても、発信源が売ったものを高値で買うことになってしまう可能性があります。仮にそのテーマが流行で終わらないのであれば、動きが落ち着いてから改めて買えば良いのです。
株投資で大事なことは、継続的に利益を出せるようにすることです。流行のテーマに飛びついて、仮に上手く売り抜けて利益を出せたとしても、そういった状況は滅多に起こりません。それなのに、利益を出せたことで自分の投資能力を過信してしまいその後の取引を進めていくうちに実力が身についていなかったことに気付くはずです。
一過性の利益を求めるために、大きな損失を出す可能性がある流行のテーマに飛びつくことは間違いです。地道に研究を続け、自らの投資スタイルに合った戦略を編みだして利益を出せるようにしましょう。